激安プランのからくり

サラダ

最近は、あちらこちらで激安の結婚式が出来ると言う会場を見受けることが出来ます。

安いところでは本当に激安な20万円~30万円と言った価格のところもあり、驚く限りです。

結婚式は驚くほどお金がかかる為、昨今はジミ婚と呼ばれる質素な婚礼や、式は挙げないなんて方も多い中で、これはある種の救いでもあるようなプランです。

ですが、安ければいいというものでもありません。

問題は中身ですし、宣伝広告で謳っていることが真実であるかどうかが大事なところです。

これを確認するためには、相当結婚式に熟知している必要があります。

会場の激安プランの謳い文句は「ここまで揃って○○○円」、「全部揃って○○○円」などがほとんどですが、”ここまで”や”全部”を分かっているユーザーがどの位いると考えているのでしょうか。

本来ならば、「通常の結婚式と比較するとこれがありませんが○○○円」が正しい宣伝文句であるべきだと個人的には思います。

激安プランの予算

例として30名様45万円のプランで見ていきましょう。

例えば、着席コース料理と言っても、10品のコースもあれば、5品でもコースはコースです。また、一皿、一皿の量はこうであるべきと言う基準がありません。

料理の質も同様です。

そもそも、現在ではイタリアンやフレンチのディナーを普段食べに行っても、コースで3千円代なんて言うのは珍しくも何ともありません。

そこで料理代金は3千円で計算します。

30名なので9万円となります。

ケーキカットのケーキも大型のものでなければデザートとして使われますので、料理代に含みます。

衣裳代は、限定された価格のものからしか選択できませんので10万円とします。

会場費は、こういったプラン自体が繁忙期には行えないので、元々空いている時期と考えるとあってないようなものですが、その上で考えて5万円とします。

写真は1カットです。

これは1万円とします。

卓花は30名ですと精々が5卓ですので、単価2千円と考えて1万円プラス高砂の花を1万円、合わせて2万円です。

司会と挙式は各々3万円で合せて6万円とします。

美容代金はドレス1着ですので、専属美容師なら2万円ほどになります。

ここまでで合計35万円です。

これ以外は小物か、室料ばかりですので、あってないような価格で済みます。

フリードリンクは通常1名1千5百円ほどで考えますので、30名で4万5千円です。

これで、39万5千円プラスアルファと言ったところです。

人件費は元々婚礼がなくても従事しているのですから、それほど比重が掛りません。

また、こういう婚礼では最少人数で済ませるのが慣例です。

もちろん、この価格は売上価格であり、利益が出る計算をしていますので、激安と言うより、本来はこの価格で済むものを、多少のプラスアルファのものをパックに無理矢理ねじ込んで、通常の婚礼の価格は高額になっているだけとも言えます。

劇安プランは制約ばかり オプションもりだくさん

但し、激安婚礼は制約が多いのが普通です。

色々な注文は価格内では出来ません。

様々な希望がある場合は、結局オプション、オプションで高くなってしまう訳です。

もちろん、今回挙げた例は良い方の例です。

酷いところは、もっと制約が多いですし、プランに入っていないものも多いのが現実です。

ですが、人とは不思議なもので、せっかく激安プランで安く済ませておこうとこういう婚礼を選択しても、一度やるとなったら制約が多い分、色々な思いや希望が心に渦巻いて、少しなら良いだろうとついついオプションを増やしてしまうものなのです。

そういう心理を利用して、予算的にジミ婚や、結婚式を挙げないでおこうと思っているユーザーを激安で釣っておいて、本来であれば婚礼が入らない時期に組み込み、オプションで客単価も上げると言うのが会場の狙いなのです。

激安結婚式は、とにかく宣伝において、付いているものをやたらと書き立てます。

しかし、半分以上は付いていて当たり前、付いていてもあってないような価格のものばかりが多いのです。

フリードリンクと書いておきながら、乾杯ドリンクが付いているだとか、照明、音響が付いている、パーティーアテンドや、会場使用料、プロジェクタースクリーンなど使いもしない可能性のあるものまで、最初から付いている始末です。

多く記載してあると、ついつい初めての体験であるユーザーは、凄いなーと思ってしまうのかも知れませんが、上述したようなものは、そもそも本来別途価格を付ける様な性質のものではないのです。

室料も同様です。

ゲストルームだとか、ブライズルームだとかが付いていると謳ったりもしていますが、婚礼が入っていれば、その婚礼の為に空けておかなければいけない部屋なのですから、別途料金が付くのはおかしな話なのです。

もちろん、折角の激安なのですから使わない手はありません。

ですが、決める前により多くの激安結婚式の情報を集めて、何が付いていて、何が付いていないのか、またここでお話したことを参考にして頂いて、付いていて当たり前のものがどれだけ書き立てられているのか、しっかりと情報を読み取って、賢く利用して頂ければと思います。

極力オプションを利用しなくて済む会場選びをしつつ、オプションを付けるのを我慢しながら、出来る事は自分で手作りしたり、専属業者以外の業者を調べて依頼したりしつつ、出来る限り提示価格からアップしない様に気を付けて下さい。

中には、30万円ポッキリが結局80万円になってしまった、45万円ポッキリが100万円以上になってしまったなどと言う方が沢山いますので、ウキウキ心を少しだけ抑えて計算高く利用して下さい。

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ