時間に追われる結婚式披露宴会場の裏側

ケーキ1日に複数件の式披露宴を抱える会場の裏側は凄いものです。

ある意味、戦場と言えます。

結婚式と言う厳かな儀式とは遠く離れた状態でもあります。

結婚式は所詮流れ作業です。

何をどれだけの時間でこなすのか?それのみで、それ以外の思いは全くありません。

時間通り、さっさと終わればそれで良いというのが業界側の思いです。

多くの会場で、担当者はストップウォッチを携帯しています。

それで、各々の業種にどれだけの時間が掛っているのか常にチェックしているのです。

その為、美容や写真など当日に関わる業態の専属業者は、時間のみを考えて仕事しなければならなくなります。

良いものを作る、満足してもらう、そういう観点はなく、とにかく時間内に収める。

それのみが重要で、他のことはどうでも良いと言うのが実情です。

必然として、内容は伴っていきません。

時間との戦い

会場によっては、時間超過でペナルティを課しているところもありますし、毎回お客様に良いものをとの思いで時間超過が頻発する業者は契約を切られることも珍しくありません。

よって、とにかく出来はどうでもいい、そんなものは二の次と言うケースが当たり前になっています。

忙しい会場は、約1時間おきに婚礼を入れます。

なので、ドンデン(前の婚礼の片付け、次の婚礼の準備)に30分と言うのは当たり前です。

片付けなどは、台車に乗せた大きなゴミ箱に、残飯ごと食器などを放りこみます。

その後ろから、次の婚礼のセッティングをする人間がクロスなどを張っていきます。

そのまた後ろに、食器類のセッティングをする人間が続き、同時に卓花を飾る装花業者がセッティングします。

これだけ忙しいと、スタッフはほとんどアルバイトか派遣です。

自社雇いのスタッフはほとんどいません。介添えすら派遣です。

1件の婚礼に担当者として、一人はその会場の人間がつきますが、それ以外は外部の人間と言うことは珍しくありません。

しかも、派遣に関してはランク付けがあり、会場によって常に高いランクの人材、低いランクの人材と分かれています。

低いランクの会場は常に低いランクで、途中で高くなることはありません。

低いと言っても、目に見えて何かがある訳ではありませんが、要領を得ない場合が多いので、時間を超過する原因になるケースがあります。この超過分は延長料としてお客様にかかってくる金額です。

また、ランクが低いとドンデンでも機能しないケースが良くあり、時間一杯ギリギリになることも珍しくなく、そうなると後の婚礼がスタートしてからが混沌となってしまうことが、ままあります。

時間を必要以上に気にする会場は、写真の時間などもとってくれず、スナップ写真でも印象的な写真がないと言う事態も良くあります。

通常はお色直しで会場を出た後などの時間を利用して、ポージングした写真などを撮るのが一般的ですが、そういうことを許さない会場も少なくありません。

新婦のお色直しにも時間制限!?/h3>
美容も同様で、ちょっとした直しも許さない会場があります。

酷い会場では、先導の人間が新婦様の手を引っ張って連れていこうとする場面も多く目撃しました。それもかなりの力で引っ張るので、痛がったり、痣になった新婦様もいます

ドレスを引っ張って破ってしまったなんてこともあります。

しかし、これは稀なケースと言う訳ではなく、自身の成績にも響きますので、担当者や先導達がこういう行動に出ることは非常に多いケースと言えます。

婚礼はスタートしてしまえば、後は終わらすだけです。時間通り終わる、それのみしか念頭にないのです。

厨房などでも、バイトや派遣、普段調理の仕事に従事していない会場スタッフなども総出でやっていることも多く、お客様に届くお皿には差異が出ている事も少なくありません。

中には見れないほどの汚い盛り付けのものもあります。まあ、素人にやらせている時点で致し方ないのですが、お客様はたまったもんじゃありません。

暇過ぎる会場も問題ですが、キャパシティに対して必要以上に多くの件数を入れ込む会場も問題なのです。

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