婚礼全スタッフの経歴

キャンドル

一生に一度の大切な日。

皆さんは結婚式に際して式場選びは相当慎重に行う事と思います。

大切な日だからこそ絶対に後悔したくない、素晴らしい日にしたい、良い思い出になる日にしたい、それぞれ切実で真剣な思いを抱いて予定を立てることでしょうし、会場を選ぼうと思う事でしょう。

現在の会場はどこもそれなりにキレイで、それなりの設備が整っています。

それぞれ個性があり、いわゆる安価の会館と呼ばれるところでさえ、オシャレな作りになっていますし、セッティングなども複数の中から好みのものを選択出来るようになっています。

確かに、ゲストハウスが台頭してきてから、他の会場も競うように設備は良くなってきました。しかし、それは飽くまでハード面の話です。中身はと言うとそれほど改善はされていません。

ハードも重要ですが、婚礼においてはハードよりもソフト面がより重視されるべきだと個人的には考えています。

見た目がどれだけ良くても、中身が伴っていなければ何の意味もありませんし、一生に一度の大切な日に見合うものが提供されているとも思えません。 

企業は人によって成り立つものです。

ソフト面とは正に人材ということになるのですが、婚礼業界は人が育たない業界なのです。

例えば、新しい会場が出来たとします。当然未経験者ばかりでは運営出来ません。

そこで、同地域内にある会場やホテルから人材を引っ張ります。

そうやって、同じ地域内で人が行ったり来たりしているだけなのです。

いわゆるプランナーと呼ばれている婚礼予約の人達は、婚礼当日のサービスとは無縁ですし、サービスをする訓練も受けていませんので役に立ちません。

更にプランナーはやがて独立開業する人も多いので、会場に残るケースも少ないのです。結局そうやって考えると、婚礼スタッフは前歴も婚礼スタッフ若しくはホテルマンであるケースがほとんどなのです。

それ以外は高卒、専門学校卒の新卒者ばかりです。

短大卒、4年生大学卒の人はほとんど婚礼業界には来ませんし、ホテルなどの場合は短大、4年生大学卒の人材はほぼフロントの部署へ回されます。学歴云々はどうでも良いことですが、それだけ成り手が少ないと言う事になります。

結局人材は同業界内で使い回しと言うのが現状なのです。

入れ替わりの人材

既に社会人の新規参入者はその多くが飲食関連からの参入です。

カフェやレストランで従事していた者がこの業界に入ってくるケースは稀にあります。

こういう人材は婚礼について詳しくはなくても、料理を運ぶことや、接客については即戦力と言えます。

ですが、婚礼の仕事は非常に時間が不規則です。

しかも成り手が少ないので、間に休憩は挟むものの、実労時間はともかく拘束時間が異常に長くなってしまうのです。

それに嫌気がさして辞めていく者は非常に多く、人材は中々育ちません。

残った僅かばかりの人材が育った頃には、上にいた人間が他地域への会場に引き抜きに会ったり、引退したり、同じ地域に出来た新しい会場へ転職したりと常に人不足の状態のままな訳です。

多くの地域ではパイに対して全く見合わない数の会場が次々に出来てきます。

現在では、少子化の上、婚礼を行わない人達が増えている中で、それでも過剰な数の会場が新規参入してきて少なくなったパイを食い合っている状態です。当然、人材も不足していきます。

正直なところ、婚礼業界に従事する者の待遇は良いとは言い難いものです。

初任給は最低賃金ギリギリですし、昇給の幅も極めて小さいか若しくは昇給しません。

賞与も出る時、出ない時とマチマチで、志がなければこの業界で働くのは中々出来るものではありません。

もちろん例外はありますが、この業界に限って言うと全く畑違いの業種の人が入ってくるのは極めて稀です。

大抵は、近い業界から入ってくると言うのが普通なのです。

現在は一種の流行りなのか、プランナーの成り手は過剰なほどいるのですが、それ以外の婚礼に関わる業種への希望者は極めて少ないのです。

後進が育たないということは、その業種の衰退を意味しますし、サービスの低下が心配されます。プランナーだけではなく、それ以外の婚礼従事者が増えることを切に願って止みません。

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