プロのカメラマンって本当にプロですか?

0315chinois (34)多くの人が意外と気にしないのが、結婚写真です。

大抵は、会場付きのスタジオに、良く調べずに依頼することがほとんどかと思います。

しかも、大抵は3ポーズ程のパックに組み込まれたコースで終了と言うケースばかりではないでしょうか?

ほんの10数年前までも、ユーザーは写真を気にはしませんでしたが、ポーズ数はそこそこ撮ったものです。

現在は、ドレスで教会式が多く、着る衣裳も少ないので撮るカットが少ないのも判らないではありません。

また、写真もいわゆる1日を記録的に撮影するスナップ撮影が中心になっていますので、「はい、ポーズ」と言った型にはまった記念写真は流行りません。

プロカメラマンの数

さて、スナップ写真が昨今の結婚写真の中心になっていると記述しましたが、カメラマンってどれだけいるのでしょう。

例えば、ある地方都市で考えてみましょう。

そこの地域にはゲストハウス、ホテル、会館、料亭、レストランと仮に全て合わせて50軒の会場があるとします。ある日の良い日曜日に、1軒の会場に1件ずつの婚礼があったとします。

すると、スナップの場合これだけで50人のカメラマンが必要になります。

日が良い休日の場合、シーズンオフでも、1軒辺り平均で5件は婚礼があります。

すると、全ての婚礼は250件となります。

多少掛け持ちであったり、スナップを依頼されないユーザーの方がいても、個人的経験則での統計で150件ほどはスナップ撮影があると言う感じです。

すると、単純に150人のカメラマンが必要になる訳です。

更に、カメラマンはスナップ撮影にだけ必要な訳ではありません。

スタジオワークもありますし、スタジオさんによっては、婚礼以外の案件も多く抱えているところもあります。全人数を婚礼のスナップに集中する訳にはいかないと言うのが現実です。

現実を知ろう

一つの例ですが、私自身の地域では婚礼をキチンと撮れて、経験もあるカメラマンは150人以上いません。

100人にも満たないのが現実です。

スタジオと呼べる写真屋さんも、精々が30軒ほどで、その約半分が家族単位の小さなお店です。

スタッフを10人以上抱えているスタジオは良いところ10軒程度です。

しかし、10人のスタッフがいても、全員が撮影出来る、経験があると言う訳ではありません。

見習いの方もいるでしょうし、修行中で経験が少なく助手としてしか経験のない人も多くいます。

そうなると、アルバイトやフリーランス、写真屋でもコマーシャル系で人物写真の経験が浅い方などが外注として婚礼撮影に入ることになります。外注を雇うスタジオは技術よりも機材を持っている事を重視するようです。

スタジオには貸出するだけの機材はないそうで、機材を持っていれば誰でも良いと言うのが実情です。

酷いスタジオは初めて外注依頼する人にでも、テストなしのぶっつけ本番で撮影させるところも少なくありません。

アルバイトやフリーランスと言うと聞こえは良いですが、要は趣味が写真と言うだけの人がほとんどです。

中には稀に腕の良い人もいるにはいますが、婚礼のマナーが徹底的に不足しており、それ以外は技術もお粗末です。写真屋さんには営業許可はいりませんし、カメラマンには資格がいらないそうです。

専門学校や、写真大学というものも存在するそうですが、そこを卒業したからと言って一般的にプロとして認められる資格ではありません。

プロの基準らしきものもスタジオごとのもので、明確な業界の基準はないのが現実です。写真協会というものがいくつかあるそうですが、所詮民間のものですから、そこでの指針もマチマチです。「プロが撮ります」なんて謳い文句で誘うスタジオもありますが、本来そんなことは当たり前の話で、殊更営業トークになることではありません。

その上、この様にプロと明確に判断出来る人もいないのが実情なのです。

失敗しないポイント

失敗しない為には、カメラマンが本当のお客様を撮影した写真を数件見せてもらうのが良いでしょう。

元々見本にしているのは、モデルや、お客様でもたまたま成功した部類に入るものですから、普段撮っている色々なパターンの写真を見せてもらって判断するしかありません。

しかし、カメラマンの多くは、ご自身を芸術家か何かと勘違いしている人が多いので、独り善がりで、自身の方法論が一番で間違っていないと思っている人が非常に多いので、良くユーザーの話を聞いて、キチンと対応してくれる人、商品である写真を「作品」と呼ばない人を選びましょう。

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